柔道整復師の仕事
柔道整復師が行う施術は、大きく3つに分類されます。
1:整復法
骨折や脱臼の生じた箇所をけん引・圧迫することで元の状態に戻します。
2:固定法
ギブス、包帯、三角巾、副木などを使って患部の安静を保ち、治療効果を高めます。
3:後療法
様々な刺激を加えて患部の機能回復を早めます。
後療法には3種類あり、それらを適切に使うことで日常生活やスポーツへの復帰を早めることができます。
- 1) 手技療法
- 押す、揉む、さする、叩くなどして体に刺激を加え、自然治癒力を引き出します。軽擦法、強擦法、揉捏法、叩打法、振せん法、圧迫法などがあります。
- 2) 物理療法
- 電気や光、熱、音波、水などの物理的エネルギーを用いて身体の回復を後押しします。温熱療法、水療法、電気療法、光線療法、冷却療法などがあります。
- 3) 運動療法
- 運動を通じて、身体の本来の動きを取り戻すことを目指します。ストレッチ、モビライゼーション、神経筋促通法(PNF)などがあります。