柔道整復師国家試験概要

柔道整復師国家試験の概要

柔道整復師国家試験は、柔道整復の専門的知識と技能を評価するための国家試験であり、柔道整復師としての資格を取得するために必須の試験です。本試験に合格すると、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの外傷に対する施術を行う専門職として、医療・スポーツ・介護分野など幅広い現場で活躍することが可能になります。


試験概要

試験時期

年1回、3月上旬

受験資格

以下のいずれかの条件を満たす者

  • 文部科学大臣が指定する学校 または
  • 厚生労働大臣が指定する柔道整復師養成施設 において
     3年以上、柔道整復師に必要な知識および技能を修得した者(卒業見込み含む

試験科目

試験は、以下の11科目で構成されています。

  • 解剖学
  • 生理学
  • 運動学
  • 病理学概論
  • 衛生学・公衆衛生学
  • 一般臨床医学
  • 外科学概論
  • 整形外科学
  • リハビリテーション医学
  • 柔道整復理論
  • 関係法規

これらの科目は、基礎医学・臨床医学・法規の3つのカテゴリーに分類され、柔道整復の専門的な知識が幅広く問われます。


試験内容

筆記試験(マークシート方式)
合計 230問

  • 一般問題:200問
  • 必修問題:30問

合格基準

以下の基準を両方満たす必要があります。

  • 一般問題60%以上の正答率
  • 必修問題80%以上の正答率

必修問題の正答率が80%未満の場合は不合格となるため、特に重点的な対策が必要です。


試験地

全国 10都市 で実施
北海道・宮城県・東京都・石川県・愛知県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県


受験料

16,500円(非課税)


合格発表

3月下旬

合格者は、厚生労働省の公式ウェブサイト などで発表され、合格証が交付されます。


まとめ

柔道整復師国家試験は、専門性が高く、実務と直結した知識が求められる試験 です。特に、必修問題の80%以上 という高い基準をクリアするためには、徹底した学習が必要です。効率的な学習計画を立て、過去問分析や個別指導を活用しながら合格を目指しましょう!

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